◆シロアリ駆除の危険性について

国民生活センター(http://www.kokusen.go.jp/)のサイトでは、シロアリ駆除による「健康被害」として、このような事例を掲載しています。

_ 健康被害事例

シロアリ駆除
防蟻剤を散布し、床下換気扇を設置した。屋内は薬品臭がひどく、母は翌月には立ち上がれない状態で、現在も体中が痛くてだるいと言っている。薬剤の毒性と床下の土壌汚染の状況を知りたい。
(2001年 70歳代女性)
※ 国民生活センターサイト内(★くらしの危険 シックハウス http://www.kokusen.go.jp/kiken/index.html)より抜粋しました。

最近、テレビ番組でよく特集されている「シックハウス症候群」をご存知ですか?
【シロアリ駆除の薬剤による病気】もシックハウス症候群の一例です。
国民生活センターの調査では、特に女性が「シックハウス」被害にあうケースが多いのです。

私の推測ですが、男性に比べて女性の方が「家にいる時間が長い」からでは?と思っています。
つまり、家の中に存在する物質によって、「シックハウス」が引き起こされるのです。

平成15年7月1日から、改正建築基準法が施行され、新築住宅に対する「シックハウス対策」が強化されました。しかし、新築住宅への対策だけでは「シックハウス」を根絶することはできません。例えば、上記の例でいえば、リフォーム(防蟻剤散布=シロアリ駆除剤散布)によっても、シックハウスが引き起こされるのです。そして、一度、シックハウスにかかってしまうと、その根本的な治療も難しいのです。

この「シックハウス」から
家族を守るために、みなさんは「情報」と「対策方法」を知っているべきなのです。ここでは、「シックハウス」と「シロアリ駆除」について書いていきます。

★シックハウスとは?

新築住宅特有の匂い、ありますよね。住宅展示場のモデルハウスに入ると臭ってくるものです。
匂いの正体は「ホルムアルデヒド」です。内装クロスの接着剤や合板に使用されているものです。

これを長期間高濃度で吸いつづけると病気になることがわかってきました。

【シックハウス症候群】という言葉をどこかでご覧になったことがあると思います。最近では、新築の校舎・大学の講堂でも発生する場合があり、それは別に「シックスクール」と言われています。

新築住宅特有の匂い「ホルムアルデヒド」が原因でシックハウス・シックスクールにかかってしまう人が激増してきました。

【シックハウス症候群】の代表的な症状は「頭痛・目や喉の違和感を訴える」もので、症状がひどくなると入院することもあります。最愛の家族を守るために建てた家で「家族が病気になる」。最悪です。もちろん、住宅メーカー・工務店もシックハウス対策のため、できるだけホルムアルデヒドの放出が少ない建材を使用したり、自然素材を多用したりしています。

また、24時間換気設備を入れることにより、常に新鮮空気を室内に供給することによって、ホルムアルデヒドが高濃度にならないようにすれば、シックハウス防止につながることもわかってきました。
(平成15年7月1日からは、改正建築基準法が施行されています。基本的には、新築・改築【大型リフォームなど】する場合、24時間換気システムの設置が義務づけられます。)

*参考:
国民生活センターの調査報告

[2002年6月6日:公表]
メーカーのシックハウス対応と課題について
http://www.kokusen.go.jp/cgi-bin/byteserver.pl/pdf/n-20020606_4.pdf

★シロアリ駆除が危ない!
世の中の大悪人になってしまった「ホルムアルデヒド」
しかし,実は、ホルムアルデヒドより強烈に毒性の高い化学物質があります。
「クロルピリホス」です。この超大悪人は「防蟻処理剤」に使われていました。

1986年(昭和61年)ごろから使用されてきた「クロルピリホス」は、一時期は防蟻処理剤の70〜80%を占めていました。(サリン事件でその毒性が注目され、4月以降は使用が事実上禁止になります)シロアリに強力に効くため、人間にも効いてしまうからです。

 ●住宅の防蟻処理(シロアリ駆除)事例

クロルピリホスの毒性があまりにも高いため、防蟻処理業者でも体を壊す人が増え、1992年ごろからは「合成ピレスロイド」が使用されはじめました。合成ピレスロイドは、除虫菊の殺虫成分を真似て化学合成したピレスロイド系薬剤で、現在は防蟻処理剤の4割を占めるとのデータもあります。家庭用殺虫剤の成分がほとんどこれです。ピレスロイド化合物にはS-421(有機塩素系)が含まれる薬剤もあり、要注意物質との指摘もあります。

「シロアリに強力に効く薬剤は、人間にも効く」ことが指摘されてきました。
「ホルムアルデヒド」より、はるかに毒性の高い化学物質を防蟻処理剤として使用しているのです。

新築の場合、営業マンがよく言うのは、
「防蟻処理剤の臭いは大丈夫です。防蟻防腐剤は建築中の比較的初期に施工されるため、その臭気は建築工事完了時には、ほぼ終息していますから。」
というものですね。

しかし、防蟻処理剤散布は新築時だけに使用するのではなく、ご家族が住み始めてから5年後には再塗布の時期がやってきます。新築時は、化学物質を土台・柱に塗布してから、ある程度の期間後に入居されますので、放出濃度が下がりますが、入居後数年経ってからの防蟻処理(薬剤の再塗布)時は、ご家族が健康に暮らしている、その真下で薬剤を塗布するのですから、その薬剤によって健康に被害がでることがあります。

そして、このような被害が発生するのです;
防蟻剤を散布し、床下換気扇を設置した。屋内は薬品臭がひどく、母は翌月には立ち上がれない状態で、現在も体中が痛くてだるいと言っている。薬剤の毒性と床下の土壌汚染の状況を知りたい。
(2001年 70歳代女性

みなさんの中にも、シロアリ駆除業者に依頼して床下を防蟻処理(化学物質の再塗布)をおこなった直後に「目がチカチカする。喉が痛い。頭痛がおさまらない」経験を持っている方はいらっしゃると思います。これが、今問題になっている「防蟻処理剤(化学物質)によるシックハウス」です。
これは絶対に解決しなければいけない問題です

*参考
国民生活センターからの報告事例

http://datafile.kokusen.go.jp/wadai/sick_house.html

シックハウス

平成15年8月14日

 新築した家に入居したら目やのどが痛くなったなどという相談が最近目立っています。相談が寄せられた時点では、因果関係は分かっていないものがほとんどですが、「シックハウス」に関連した相談が2000年度に550件、01年度380件、02年度420件、03年度は130件寄せられています。

[最近の事例]
・シロアリ駆除を依頼したところ、駆除剤の臭いがひどく風通しをしても消えないが、どうしたら良いか。
・入居7ヶ月の賃貸マンション。入居後に頭痛やのどの痛み等の症状が出た。家主との交渉方法を知りたい。
・中古マンションを購入しリフォームした。入居後吐気、頭痛等がひどくて住めない。リフォーム料金を支払いたくない。
・新築マンションに入居して以来、シックハウスによる体調の悪化がある。
・9ヶ月前に新築分譲マンションに入居、2ヵ月後から化学物質過敏症になった。販売元に責任を問う方法を知りたい。
・地方に住む母がリフォーム後に重症の化学物質過敏症になった。今は自分の家に避難中。どうしたらよいか
・アレルギー体質なので材料を配慮するように要望してリフォーム工事を依頼したが、工事終了直後から体調を壊した。

「こんなに有害な物質なら、防蟻処理はやらなくても良いのでは?」

とお思いになる方も多いはずです。
そうです。化学物質による防蟻処理はしない方が良いのです。

しかし、一方では、「防蟻処理をしないとシロアリに大切な土台・柱が食べられてしまうのでは・・・」とご不安にお思いになる方もいらっしゃいます。

そこで、最近導入されてきたのが「自然素材による防蟻処理」です。代表的な物質は「ヒバ油」「木酢液」です。ヒバ油は、シロアリに強い樹種である青森ヒバから抽出したものです。また、木酢液は炭を作る時にできる液です。虫を寄せ付けない効果があります。

当然のことながら、大量に生産される化学物質より価格が高いのですが、家族の健康・医療費のことを考えれば、これを採用するご家庭が増えているのもうなずけます。

(ここがポイント!)
★化学物質による防蟻処理⇒シロアリに効果あるが、人間にも悪影響
★防蟻処理によりシックハウスになることを防ぐ⇒自然素材による防蟻


そして、最近では【自然素材防蟻処理剤=「ヒバ油」「木酢液」】より、さらに効果が注目されてきた素材があります。

「炭」です。しかし、ただの「炭」ではありません。
炭を液状化したものです。炭をそのまま使うのではなく液状化したため、防蟻効果以外にも、こんな効果があります。

1) ペットのニオイ、接着剤のニオイを吸着します(脱臭効果)
2) マイナスイオンを発生させます。
3) 遠赤外線効果があります。
4) 調湿効果があります。


しかも、炭をただ粉状にしただけではない(特殊製法)ので、塗った後、1時間も経過すると、塗った表面をこすっても落ちません。

この素材
(バリアヘルスコート)を基礎・土台・根太に塗ることにより防蟻効果があります。

まさに最先端の防蟻処理素材です。しかも「炭」(自然素材)ですから、シックハウスの原因物質を一切放出しません。まさに理想の防蟻処理剤なのです。

この防蟻効果が損害保険会社に認められ、「防蟻処理効果」に対して【5年間の保証】が付けられるという画期的な評価を得ています。

また、バリアヘルスコートを塗布した木柱を土中に2年間埋めて実験した結果、塗布していない木柱は腐りシロアリに喰われてボロボロになりましたが、【塗布した木柱】はシロアリの被害もなく、また腐朽菌の影響も受けていません。まさに画期的な【自然素材⇒防蟻処理剤】です。

(ここがポイント!)★自然素材(液状の炭)⇒最先端の防蟻処理剤

また、防蟻処理効果だけではなく、脱臭効果・マイナスイオン発生・遠赤外線・調湿効果があることから、室内にも利用されています。

例えば、壁クロスの下に塗布すると、接着剤のニオイを吸着し、さらにマイナスイオンまで発生します。空気中の水蒸気が、バリアヘルスコートの表面でプラスイオンとマイナスイオンに分解されます。プラスイオンは空気中の塵や埃とともに床に落下し、マイナスイオンが空気中に浮遊します。このマイナスイオンの効果としては次のものがあります。

1) 血圧が正常になる。2)血管が拡張される。3)血液がアルカリ性傾向になる。
4)骨が丈夫になる。 5)利尿作用が促進される。6)呼吸が楽になる。
7)脈拍が減少する。 8)心臓が働きやすい。 9)疲労の回復を促進させる。
10)自律神経が安定化する。 11)発育を促進する。



また、炭の表面にはたくさんの穴があり、そこで空気中の湿気を吸放出するため、優れた調湿効果があります。湿度の高い押入内に塗布すると、それだけで結露防止になります。
結露防止になるので、クロス表面のカビ・ダニの発生を抑制する効果もあります。まさに「健康リフォーム」に最適の素材といえますね。

表面の電子顕微鏡写真です。細かい穴が湿気・ニオイを吸着します。

壁クロスの下に塗ります。これで、室内のニオイを吸着します。また、マイナスイオンを発生させます。シックハウス防止に最適な素材として注目されています。まさに「炭」パワーですね。

※データー・写真提供 玉川住宅総合研究所(玉川建設)