◆地熱住宅のはじまり

地熱住宅のはじまりは「アイヌの伝統的民家チセ」が利用していたものです。「地熱利用」とは、夏の熱(冬の冷熱)を冬(夏)まで持ち越すことです。アイヌ・チセと日本住文化の知恵がひとつになり、全く新しい「地熱利用住宅」が完成したのです。


◆地熱の概念

「地熱住宅」の地熱とは、マグマの熱ではありません。太陽熱エネルギーが地中に蓄えられているものです。
夏の「高温・日射」熱が地中に蓄えられ、それが伝わって、建物下の地中も夏の終わり頃にはだんだん温度が上がってきます。その上がってきた床下地中温度を冬になっても冷え込まない工夫で床下地中温度に家中が支えられる構造にしているのが「地熱住宅」です。これを特に「熱伝導型地熱住宅」といいます。