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上棟式(棟上げ式)の意義
 上棟式は棟上げ式または建前ともいわれ、柱、梁、桁、力板などの骨組みが完成した後、棟木を取り付けて補強する際に行う儀式のことです。本来は棟梁自身が建物が完成するまで、災いが起こらないようにとの願いをこめて行うものでしが、近年では建主が工事関係者に気持ちよく仕事を進めてもらうためのもてなしの意味が強くなっているようです。但し、必ずやらなければならない物ではありません。
建主側の心得
 当日は、棟梁を囲んで大工、とび職、左官などの労をねぎらうことに心がけます。
 酒宴を設けることがありますが、運営については棟梁や施工会社に相談するのが良いでしょう。
特に最近は車で現場に通う工事関係者が多いことや、酒を飲まない人がいることなどから缶ビールや瓶入りの酒、折り詰め料理を持たせるケースも増えています。地域によっては、町内の役員や近所の人を招いたり、棟木の上から餅やおひねり(御捻=金銭を紙に包んでひねったもの)をまいたり、隣近所に赤飯を配るなど、さまざまな祝い方があるようです。

「ご祝儀」と「内祝品」の体裁
(上棟式のご祝儀)
当日関係者に配るご祝儀の金額は、棟梁や工事責任者に相談の上、額を決めましょう。一般的には、大工、とび職、左官などは棟梁や責任者の3分の1くらいのようですが、人数分用意し一括し手渡し、棟梁や責任者から配ってもらうことが一般的のようです。

(上棟式の手土産や引出物)
赤飯、日本酒に鯛、するめ、かつお節、紅白の餅、まんじゅう、お茶、海苔、菓子折など
日取り等の決め方
日取りややり方は、営業担当者または、工事担当者とよく相談して決めます。
日取りとして「三隣亡」という日は、近隣の人に災いが及ぶとして、近隣の人がいやがることがあります。

 三隣亡の意味・・・暦注の一。この日に建築をすれば火事を起こし、近隣三軒を焼き滅ぼすといって忌む。ちなみに三隣亡は旧暦1・4・7・10月は亥(い)の日、2・5・8・11月は寅(とら)の日、3・6・9・ 12月は午(うま)の日がそれにあたります。ただし、旧暦といっても、二十四節気によって新しい月が始まると定められている
 
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